Atmophは、本日7月25日にシリーズB合計2.7億円の資金を調達しました。2018年から複数回に渡り、and factory株式会社、株式会社アドウェイズといった事業会社、既存株主である株式会社環境エネルギー投資や、株式会社Darma Tech Labs、三菱UFJキャピタル株式会社、京銀リース・キャピタル株式会社からの投資額1.7億円、そして2019年4月より順次、日米両国で開始したクラウドファンディングで約1億円もの支援を集めました。
資金調達の経緯
Atmophは、世界各地1,000ヶ所以上の風景とリアルなサウンドを楽しむことができる、27インチの窓型スマートディスプレイAtmoph Windowを製造・開発しています。壁やデスクに設置するだけで、一瞬でその場所に擬似的な窓を作り出し、開放感をもたらします。
2015年に発表した初代Atmoph Windowは、日本、アメリカ、ヨーロッパを中心に世界各国へ累計2,000台弱を出荷し、国内外でファンを生み出してきました。その中で、今までにはないスマートウィンドウという新しい市場を確立し、さらに各家庭に1台が当たり前になる未来を実現させるため、普及モデルとしての新製品開発の必要性がみえてきました。
テレビ、パソコンやスマートフォンなど、日々多くの情報があふれている中で、家庭内での情報との関わり方が変化してきています。より未来的な生活へ変化する中で、日々の時間をより便利に、そしてスマートにできる、進化したAtmoph Window 2の開発という新たなチャレンジを決意に至りました。またその想いに賛同してくれた出資者、そしてクラウドファンディングのサポーターからの資金により、製造・開発、および販売の人員強化、さらには独自映像コンテンツの撮影・製作のより一層の発展に臨みます。
出資者からのメッセージ
- 株式会社環境エネルギー投資 マネージング・ディレクター 中村 謙吾
「窓であって窓ではない、生活空間と世界を繋ぐAtmoph Window 2。デジタルウェルビーイングを実現する新たなユーザーインターフェースとして世界に普及する日を楽しみにしています。」
- and factory株式会社 代表取締役社長 小原 崇幹
「and factoryはAtmophというチームに出資をさせて頂き、我々もその一員になれることを誇らしく思っています。真摯にプロダクトに向き合う姿勢や「日々を、冒険にする。」という掲げられている想いは当社の「日常に&を届ける」という理念と近く、だからこそ一緒にチャレンジしたいと思っています。」
- 株式会社Darma Tech Labs Partner 木村 美都
「Atmophは環境をデザインし、提供する企業です。その魅力のコアはコンテンツにあります。Atmophの感性と哲学で撮影され、編集されたオリジナルコンテンツは500本を超え、未公開で編集中のものを含めると1500本以上にのぼり、今後の増強が期待されます。任天堂出身者により創業されたAtmophのハードウェアは手堅く保守的ですが、IoT要素も必要に応じ取り入れ、進化しています。」
- 株式会社アドウェイズ 取締役 山田 翔
「世界中のどこかの景色と繋がれる窓」という未来の当たり前になりそうな可能性を感じています。今後もっともっと多くの人の手に取ってもらえるよう、頑張ってもらいたいです!」
- 京銀リース・キャピタル株式会社 部長代理 三浦 慎吾
「Atmophのクリエイティビティ、チームワーク、事業への真摯な姿勢を目の当たりにし、心から応援したいと思いました。京都発のプロダクトを世界に展開して頂けると信じております。今後の成長に期待しています。」
Atmophのこれから
私たちAtmophは、窓からの景色で癒しや開放感をもたらすだけではなく、目の前に広がる風景が、「この場所に行ってみたい」という旅行のモチベーションになったり、その国の文化やそこで暮らす人々に思いを馳せるきっかけになれたらと思っています。部屋から見るハワイのブルーオーシャンやニューヨークのウォール・ストリート、アイスランドの平原にキューバの何気ない裏通りやペルーのマチュピチュが、日々を彩り、今までにない体験を生み出せるような、製品やテクノロジーを生み出していきたいと考えています。
人間が旅をする理由は、まだ見ぬ場所を探求したい、いつもとは違う刺激を得たいという人類の本能に根ざすと言われています。人類はアフリカ大陸に生まれてから、生き残りをかけ未開の地へと、そして見果てぬ海を越えて世界に冒険をしてきました。そんな、誰もが持っている好奇心や探究心を、ほんの少し後押しできたら。それが、その人の世界を、ちょっとだけ広げてくれたら。
そんな、日々を冒険にするような時間をお届けしていきます!